京都の町屋を例に、風がどのように室内に発生するかを調べた北海道大学の荒屋登教授によると。 町屋の床下には、町屋が持っている坪庭や裏庭の地盤の冷却力による生じた冷たい空気が蓄積されていて、その冷たい空気の揺れ動きで、冷たい空気が上の方(室内)に上がってくる。 それが町屋の涼しさをつくっている、そして、その揺れ動きを起こす原動力が庭だと言っています、それも2つの庭がないと揺れ動きは起きないのだ。 庭に打ち水などすると、風が起こり、庭に微妙な圧力差が生じ、この圧力差によって空気が揺れ動く、そして、その結果、庭に滞留する冷気が居住域を行き来し涼しさを誘う……。 このことは、住まいの中の庭の重要性を物語る調査結果ではないだろうか。